学生時代に北海道の観光牧場バイトで知り合った方がいます。
もう27年くらいの付き合いですわ。
黒沢明の「影武者」「乱」に出演、
8年前からは蜷川シェークスピアの舞台に出られてます。
今回大阪に「タイタス」というシェークスピアの舞台で来られました。
前回大阪に来られた時も役者仲間を連れてこられて、一緒に飯を
食ったのですが、今回もお二人が参加。計4人で食い、飲みで、
楽しい時間を過ごしました。
僕の友人が52歳、ひとりが48歳、もうお一方は70幾つという「オヤジ達」。
しかし佇まいが違う、雰囲気がやはり独特。話も面白い。話し方もうまい。
環境や経験が違うと、やっぱり人間てのはええ感じというか、
生き生きとしてる「オヤジ達」は魅力的で、「役者と飲んでるんやあ」と、
しみじみ感慨みたいなものを覚えました。
愚痴や文句は言うし、人間臭いのですが、
そんな話もどこか余裕があるというのか、経験による裏づけというのか。
役者だけでバリバリ稼いで、なんてことはなく、
「金はねえ、でも酒はうめえ!」みたいなところもある^0^
世はセレブだ勝ち組だと、金があれば何か特別なことが身につくかのような、
そんな「幻想」に覆われているようにも思いますが、
舞台や映画という「フィクション」の世界に生きながら、
あの雰囲気、あの佇まいが身につくというのは、
やはり凄い世界だからなんでしょう。
人間というのは、つくづく自分のいる環境、
それを求める自分、そして自分なりに出してきた結果、
そういうものがあいまって、「その人」を創っていくのだなと。
だからこそ、できるだけ「いい環境」に身をおいていくことが
大事なんじゃないか、と改めて思いました。
なんやろなあ、うまくは言えないけれど、
素敵な人物というのは、素敵やなあ^0^