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2013年5月23日 (木)

ナレーションの役割

テレビ番組のナレーションについてです。
ナレーションは映像の説明、補足を行うものです。
番組を「ずーっと見続けてもらう」ために、
色々と工夫がいります。

説明だけでは面白くない。
「次の映像」にどう繋げていくかが大事です。
視聴者に興味を持ってもらわないといけない。
しかし、私としては、「あざといやり方」は好かんです。

一時はやりました、「このあと、とんでもないことが!!」と
ナレーションでふってCMへ行く、なんてことは
CM明けに映像に「ほんまにとんでもないことが起こって」ないと、
どえらい裏切りになります。

いち視聴者として、それはそれは裏切られてきた経験が。
私が担当する番組でも、過去ありました。
「ほんまにとんでもないことが起こっとんのか?」と
ディレクターに確認したことも度々。

そない「とんでもない」「驚愕」「奇跡」なんて起こりません。
ですから、表現の修正を求めます。求めてきました。
最近は、そない酷い「煽り表現」は無くなりましたが。

しかし、こういった「煽り」もナレーションの役割です。
CMを視てもらい、かつチャンネルを変えてもらわないように
頑張らなければなりません、テレビは。

視聴者目線。
私は自分も視聴者ですから、その立場でナレーションしています。
ON AIRを視たとき、恥ずかしくないように、と思うてます。

出演者とシンパシー。
出演者が生きるように、と思うてやってます。
出演者に突っ込む場合でも、
大阪は特に「芸人さんのボケ」を活かすために、
どんな文言、どんなトーンが適当かと考えます。

チョイスした文言・トーンが、マジツッコミの場合も
もちろんあります。
天津・向君には、心から突っ込みました^0^
「そんなんでええのか!」とばかりに^^;

こういう場合はアドリブです。
普通はないかもしれません。
私がさせてもらってる現場やからかも。
ええ現場です。

ナレーションは映像の説明です。
説明しつつ、次の展開に繋いでいく役割を担っています。
繋いでいったら、また引き取る、ということもやります。
ディレクターがとってきた映像、編集した映像、そして出演者を
どうよりよく伝えていくか。
そのはずです。そう考えてナレーションをして欲しいと
私は思います。

映像ありき、だからこそ映像から感じたことに正解があり、
それには出演者とディレクターの関係がちゃんと出来ているかが
大きな要素にもなり、「おもろいもんを作りたい」という欲求が
これまた大事で、そんな諸々が視聴者に伝わる、
その一番最初の視聴者がナレーターである、と思います。

ナレーション・ブースにあるテレビモニター。
そこに映し出される映像。
その映像と、ある意味「一体化」できるか、
その映像に入り込んでいけるかどうか。
そんな映像に出会った時は幸せです^0^

そうでない場合は?
そこはスキルでカバー、これも役割です。

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